今朝、1月24日午前9時10分東海道線で通勤の途中、横浜駅で人身事故に遭遇した。自分が乗車している列車が事故を起こしたのである。
ホームに入る直前に急停車するも間に合わなかったようだ。
9時20分、「2・3号車のドアを手動で開けました」との車内放送あり。「負傷者の救出中」とのことである。「他の車両からは降りないように」との注意もある。
9時30分、送電停止、車内は暗くなり、エアコンも停止。
9時40分、すべての乗客に降車指示、回送車になるとのこと。自身は5号車から降車。列車進行方向(戸塚方向)に数メートル進んで後ろを振り向くと10メートルほどうしろの列車に沿ってコの字型にビニールシートで目隠しをしてホーム上の現場を隠すようにして、警察・消防・駅員らが作業中。シートの隙間から白い不動のくるまれた実体が見えている。明らかに死体である。なぜなら生存の可能性が些かでもあれば担架で急患として運ばれるはずである。「負傷者」は即「死者」と直感した。
9時45分、黄色のシートでくるまれた実体が担がれてホーム階段を降りていった。
進行方向にさらに歩くと先頭車両の最前部を鑑識の制服を着た警察官が撮影・寸法測定に忙しそうであった。
9時58分、横須賀線下りホームから国府津行き東海道に乗車した。
負傷者はいなかった。死者1名。間違いない。救命措置に人びとが走り回ってはいなかった。すべて事後措置のための作業が慌ただしく行われていたのだ。
推測では先頭列車への飛び込み自殺であろう。高度ストレス社会としての日本列島。何という抑圧社会であろう。(つづく)