【朝鮮日報 2007年4月29日】朝鮮総督府資料で正す「でたらめな地名」の数々
研究しているのは韓国学中央研究院の辛鍾遠(シン・ジョンウォン)教授。
辛鍾遠教授は「この資料を見た瞬間、われ知らず興奮するのを抑えられなかった。なぜならば、漢字で書かれた地名の下に、もともとの名称をハングルでそのまま記されてあったからだ」と語った。
この資料は1911年に朝鮮総督府が全国の地名を調査し、作成した草稿で、全国の集落の名称はもちろん、潅漑(かんがい)用の堰(せき)や旅籠(はたご)屋、金石文、城郭、幢竿支柱(韓国の寺の入口に設けられた旗を立てるための支柱)、黄腸木(王の冠を作るのに使われた質の良い松)、古墳、支石墓、ソッテ(村の守護神および境界の象徴として立てられた長い竿)、国師堂(民俗信仰により建てられた祠〈ほこら〉)などの名称と情報を詳細に記録している。
しかし問題は元のハングルの意味が漢字化により歪曲されたり消滅したりしていることだ。
辛鍾遠教授の研究はまだほんの一部。帝国主義支配が生活や文化を消し去る生々しい過程が明らかになってきた。
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