いま話題になっているスノーデン氏はNSA(National Security Agency、米国国家安全保障局)に勤務していました。NSAについては既に2002年にウイル・スミス主演で映画化された『エネミー・オブ・アメリカ』の中で詳しく紹介されています(DVDあり)。映画では市民の生活が日々盗撮され・盗聴され・記録されている社会を描いています。NSAは米英を中心とした地球規模の諜報網「エシュロン」を運用する中心組織で、青森県の三沢基地にも傍受アンテナが設置されています(NSAのエシュロン三沢基地についてはJack Arneson氏のサイト参照:http://www.thelivingmoon.com/45jack_files/03files/ECHELON_Misawa.html)。
サイバー戦争をめぐる米中の応酬では、当初米国側が(中国共産党の指揮下にある)中国人民解放軍の関与を暴露して一方的な攻勢をかけていました。しかし今や米国は世界を相手にして守勢にまわっています。サイバー攻撃どころか市民の権利侵害という「民主主義国・アメリカ」ではあってはならない行いを国家が主導していることが問題化しているわけです。スノーデン氏の亡命が成功するかどうかは予断を許しません。米中の応酬、現時点では中国(共産党)側に分が有りそうです。無論、中国共産党の関与は未だ闇の中ですが。
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